
25日放送の「A-Studio+」(TBS系・金曜午後11時)は、ゲストに女優の多部未華子が登場。公私共に“母”として生きる多部の過去の注目記事を振り返る(この記事は「AERA DIGITAL」に2025年4月2日に掲載されたものを再編集したものです。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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4月1日スタートの火曜ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(TBS系)で主演を務める多部未華子(36)。私生活に関する意外な一面が多くの人から共感を呼んでいる。
2020年に同枠で放送された主演ドラマ「私の家政夫ナギサさん」では“家事が苦手なバリキャリウーマン”を演じた多部だが、今回演じるのは“2歳の娘の育児と家事に奮闘する専業主婦”という真逆ともいえる役柄。同作の主人公・村上詩穂は、働くママ(江口のりこ)や育休中のエリート官僚パパ(ディーン・フジオカ)など価値観がまるで違う「対岸にいる人たち」と交流する中で、人生が少しずつ動き出していくという。
多部にとって連ドラ主演は23年10月期「いちばんすきな花」(フジテレビ系)以来となるが、演技力の高さはもちろん唯一無二の存在感にファンは多いため、今作も盛り上がりが期待される。
加えて、多部は昨年3月をもって約20年所属した芸能事務所を退所。「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」は独立して1発目の主演ドラマとなるため、本人も気合が入ることだろう。
多部といえば、13歳でスカウトされたのをきっかけに芸能事務所・ヒラタオフィスに所属し、Janne Da Arc「Rainy ~愛の調べ~」のミュージックビデオで俳優デビュー。05年公開の出演映画「HINOKIO」と「青空のゆくえ」で「第48回ブルーリボン賞」新人賞を獲得し、09年度前期のNHK連続テレビ小説「つばさ」でヒロインを務めたことで知名度を高めた。
「揚げ物がすごく苦手」
彼女の人気について、芸能ジャーナリストの平田昇二氏が振り返る。
「多部さんのブレーク当初を振り返ると、人気ファッション誌のモデルからの転身組や『東宝シンデレラオーディション』『ホリプロタレントスカウトキャラバン』『全日本国民的美少女コンテスト』といった大規模オーディションの出身者など、俳優デビュー時点でわかりやすい肩書を持つ同世代の若手女優たちの存在もあり、華やかな肩書のない多部さんが活躍していることを不思議の思う声も一部ではありました。