雅子さまはスケボーも
今回の春の園遊会だけではなく、園遊会では「スポーツ」で盛り上がる場面も多い。2024年の秋の園遊会では、雅子さまが“スケボー経験者”だったことを懇談で明かしている。
「わたし、子どものころにスケートボードは滑るだけは滑ったことがあります」
雅子さまが、招待者で同年に開催されたパリ五輪のスケボー金メダリストの堀米雄斗選手らに明かしたエピソードだ。
素で驚いた表情を見せたのは堀米選手。その隣にいた同じくパリ五輪スケボー女子金メダリストの吉沢恋選手も驚いた表情で、その場が笑顔に包まれた。吉沢選手は、「えー、そうなんですね」と話し、雅子さまはさらに続けて、
「子どものころ、家の前が坂になっていて、スケートボードは、そこでこういう感じで滑っていただけなんですけど、何回か楽しくてやっていました」
そう説明すると、吉沢選手は、「じゃあ、一緒に滑れますね!」と。
さらに雅子さまは、「でもパークとかストリートはとても」と応じ、その場はあたたかな笑いに包まれた。
今回の春の園遊会のゴルフにソフトボール、そしてスケボーまで、さすがスポーツ万能な雅子さまならではの会話力だ。
スポーツ大好きな天皇ご一家のもとに、ノックバットを持った宇津木さんが現れる日がくるかもしれない――そんな光景もよぎるほど、心を開いて会話を楽しまれる天皇陛下と雅子さまの姿があった和やかな春の園遊会だった。
(AERA編集部・太田裕子)