
4月5日、秋篠宮家の長男の悠仁さまが筑波大学(茨城県つくば市)で入学式に出席した。進学先の生命環境学群生物学類は「国内最大規模の生物学科」と言われ、悠仁さまの学びも広がってゆきそうだ。ご家族の愛情に包まれ、3歳のときには「サル山で遊びたい」と動物園で駄々をこねたあどけなかった悠仁さまは、18歳の成年をむかえた高校で生涯の友人と出会った。これから始まる大学生活でも、かけがえのない友や恩師との出会いが待っていることだろう。
【写真】悠仁さま筑波大学入学で紀子さまの「手作り弁当」ともお別れ 「サル山で遊ぶ」と駄々をこねた3歳の親王も大学生に
***
大学で生物学を本格的に学ぶことになった、小さなころから生き物が大好きな悠仁さま。秋篠宮家の宮邸には大型犬から、殿下がご研究されている鶏、70センチにもなるネズミのマーラまで、さまざまな生き物に囲まれている。
秋篠宮さまは知人に、
「庭には、マーラがスタスタと歩いているんです」
こう冗談めかして語り、さらにこう笑って話したという。
「芝刈りまでやってくれるんですよ」
悠仁さまは3歳を過ぎたころから、東京・上野公園にある「恩賜上野動物園」に、母の紀子さまとしょっちゅう遊びに来ていた。
元園長の小宮輝之さんはかつてこんな話をしてくれたことがある。
小さな悠仁さまが、こんな駄々をこねたことがあった。
「サル山に入って僕も一緒に遊びたい。えさをあげたい」
「ここは入れないのよ」
紀子さまが優しく説明して、なんとか大人しくなったという。

13年3月14日、悠仁さまは3年間通ったお茶の水女子大学付属幼稚園を卒園した。
ご両親と卒業式に向かう悠仁さまは、ブレザーにストライプのネクタイを合わせた半ズボン姿。建物の前で出迎えた園長先生に秋篠宮さまがあいさつをすると、悠仁さまも同じように手を前で組みペコリとお辞儀。報道陣にお祝いの言葉をかけられると恥ずかしそうに、とても小さな声で、
「ありがとうございます」
と口を開いた。秋篠宮さまは笑いながら悠仁さまの肩に手をのせ、紀子さまも嬉しそうに小さな悠仁さまの顔をのぞきこんだ。