連載「じゅうにんといろ」をずっと支えてくれたスタッフへの感謝を伝える場面もあった(hair&make up 宮田靖士(THYMON Inc.)/styling 丸本達彦/photo 写真映像部 東川哲也/)

「もう本当にかっこよくて」

 フラワーアーティストのニコライ・バーグマンさんとは、撮影の日が初対面。ため息交じりに「もう本当にかっこよくて」と言いながら、書籍の写真ページを開いて客席に見せる場面もあった。

「ニコライ・バーグマンさんとの撮影中はずっと女性スタッフさんの目がきらきらしていましたからね。誰も僕を見てなかった(笑)。対談中に一緒にブーケを作りまして、ニコライさんがつくったブーケもいただいたんですが、女性スタッフさんがじーっと欲しそうに見つめてくるのであげました(笑)」

会場は都内のハウスウエディング場。華やかな雰囲気に包まれた(photo 写真映像部 東川哲也)

 最後のゲストとして登場した北村一輝さんとの対談についても感慨深そうに振り返った。

「北村さんとは朝ドラ『スカーレット』以来の再会でしたけど、撮影時の記憶とは違い、『本当に北村さんですか』というくらい優しくて。『当時からいい役者だなと思っていた』とおっしゃっていただいて、先に言ってよと思いましたね(笑)でも、ずっと言わなかった北村さんの優しさに心打たれましたし、感謝してもしきれないです」

スタッフへの感謝と気遣いも

「ありがとうございました!」。松下さんは名残惜しそうに手を振りながら会場を後にした(hair&make up 宮田靖士(THYMON Inc.)/styling 丸本達彦/photo 写真映像部 東川哲也/)

 この日の松下さんのスタイリング、ヘアメイクは「じゅうにんといろ」を連載開始当初からずっと支えてきてくれた丸本達彦さんと宮田靖士さんが担当。対談ゲストにも登場した丸本さんの衣装を立ち上がって披露した場面では大きな拍手が湧いた。

 さらに、ちょうど来日中のドジャース大谷翔平選手との対談を提案したりするなど、会場はたくさんの笑いにも包まれ、あっという間の1時間だった。

 松下さんはトークショーの最後をこう締めくくった。

「こうやって2冊にまとまったものを読み返してみると、本当にそうそうたる方々に来ていただいたなと思います。僕にとってだけではなく、読者の方々にとっても人生のヒントになるような言葉がたくさん詰まっていると思います。悩んだときや壁にぶつかったとき、そういえばあの人がこんなこと言っていたなと、手に取ってヒントをもらえるような、そんな本になっています」

(編集部・秦正理)

AERA 2025年3月31日号に一部加筆

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