アメリカのトランプ大統領(78)がヘンリー王子(40)とメーガンさん(43)を快く思っていないことはよく知られている。一方、メーガンさんも結婚前から大統領を「女性差別者」と嫌っていて、トランプ大統領の返り咲きが決まった頃から、両者の関係に注目が集まるようになっている。
【写真】トランプ大統領、ヘンリー王子をアメリカから追放しないのはなぜ?
メーガンさんとトランプ大統領は”犬猿の仲”
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ヘンリー王子は暴露本『スペア』の中で薬物を経験したことがあると告白しているが、アメリカは麻薬使用者には原則ビザを与えない国だ。にも関わらず、なぜ王子が住み続けることができるのか。そんな声に対し、トランプ大統領は、「王子を特別扱いしない。アメリカからの追放も視野に入れる」と明言していた。
だが先日、トランプ大統領は「ヘンリー王子は放っておく。彼は妻のことで十分に苦労している。メーガンはひどい人だ」と話している。ヘンリー王子の国外追放を予測した人たちは、「拍子抜けした」「トランプらしくない」と漏らしたと言われる。
トランプ大統領が心変わりしたワケ
トランプ大統領はなぜ心変わりしたのか。デイリーメール(オンライン)によると、チャールズ国王(76)がこの決定に中心的な役割を果たしたという。
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チャールズ国王は、父親としてヘンリー王子を愛しているものの、王子らはあまりに英王室にダメージを与えている。例えば、オプラ・ウィンフリーのインタビューでは、メーガンさんが「アーチーの肌の色を探られた」と王室内での人種差別をほのめかし、ネットフリックス「ハリー&メーガン」では、伝統ある礼儀作法コーテシ―はアメリカではエンタテーメントに過ぎないと大げさなジェスチャーで真似ている。さらにヘンリー王子は『スペア』で、キャサリン妃(43)を「型にはまった女性で、カメラに向かって笑うしか能がない」と決めつけている。昨年12月「エクスプレス」紙の調査によると、ヘンリー王子のイギリス帰国に反対するイギリス人の割合は95%に達している。
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ウィリアム皇太子とも穏やかな交流
チャールズ国王とトランプ大統領は手紙のやり取りをする親しい間柄だ。ちなみにメラニア夫人(54)も国王と文通しているそうだ。トランプ大統領は、チャールズ国王の意をくみ、「王子をイギリスに返さない」と決めたのだ。チャールズ国王が高齢でがんを患う現在、さらなる心労を与えたくないという思いもあっただろう。だが、そもそもヘンリー王子は大統領にとって、それほど大きな懸案事項ではないのだろう。
そんな状況の中、ヘンリー王子はインビクタスゲームのスピ-チの中で「世界の道徳心の弱さ」について話している。これは大統領への挑発と捉えられた。すると「大統領はいつでも気が変わる」「王子が罪を逃れるにはほど遠い」と警告する意見があちこちから噴出している。