メイン画像
この記事の写真をすべて見る

向こう一週間は日本海側を中心に広く雪。北陸や東北から北海道の日本海側ではたびたび大雪に見舞われ、除雪が追いつかないほどの雪になる所も。通行止めになる区間が増える恐れも。立往生や交通機関の乱れに警戒を。全国的に強烈な寒波の影響を受け、晴れ間がでる太平洋側でも、日中はかじかむような寒さに。体調管理にも注意が必要。

22日(土)からの3連休も日本海側を中心に雪 受験生の方は救済処置の確認を

画像A

この先一週間は、日本付近は冬型の気圧配置が続きます。山陰や北陸、東北から北海道の日本海側は、連日のように雪が降るでしょう。

22日(土)から24日(月)にかけての3連休も、日本海側を中心に雪が降り、市街地でも大雪になる所が続出します。所々で除雪が間に合わす、道路と歩道の区別がつかなくなるほどの雪が降り、通行止めになる区間もさらにでてきます。強い風とともに雪が吹き付け、見通しが一切聞かなくなることもあるでしょう。立往生や交通機関の乱れに注意しつつ、不要不急の外出はできるだけ控えるようにして下さい。

明日19日(水)にかけてと、23日(日)頃は、冬型の気圧配置が強まり、北海道と東北の太平洋側や、関東から四国、山陽にも、雪雲が流れ込んでくるでしょう。市街地でも積雪する恐れがありますので、交通機関への影響に注意が必要です。特に、受験生の方は、雪の影響で試験会場へ向かう電車やバスに遅れが出たり、場合によっては、運転見合わせとなることもあります。今のうちに、救済処置などの有無を確認をしておきましょう。

短時間の大雪 注意点は?

画像B

① 道路の除雪が追いつかなくなることで、車の「大渋滞」や「立ち往生」が発生する恐れがあります。特に交通量の多い国道や高速道路などでは大規模な立ち往生となり、復旧まで長時間かかることがあります。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。

② 「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。

③ 道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。

このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、大雪になる前から交通情報をこまめに確認してください。

極寒列島 広い範囲で身を切るような寒さに

画像C

19日(水)から24日(月)にかけて、S級(今シーズン最強クラス)の寒波が居坐るため、全国的に厳しい寒さになるでしょう。雪が降る北の日本海側では、最高気温は5度に届かない所が多くなりそうです。札幌では、真冬日(最高気温が0℃未満の日)になる日もあるでしょう。冷たい季節風が吹き、広い範囲で身を切るような寒さになります。平野部でもふぶく所があり、お出かけの際は、傘よりも、フード付きの防寒着が活躍するでしょう。

関東など晴れ間が広がる太平洋側でも、寒波の影響を受けるでしょう。冷たい風も相まって、日差しの下でも、手がかじかむような寒さになります。お出かけの際は、マフラー、手袋、防寒性の高いダウンやコートなどで、寒さ対策は万全になさって下さい。

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼