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近畿地方では、来週17日(月)の午後から強い寒気が流れ込み、長く居座るでしょう。先週の寒波よりも広い範囲で雪の降りやすい状況が続く可能性があります。最新の情報を確認し、再びやってくる寒波への備えをしてください。

来週17日(月)~再び寒波襲来 近畿の特徴は

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日本付近は、17日(月)頃から強い冬型の気圧配置が続くでしょう。先週に続いて寒波が長く居座り、雪の多い地域では新たに積雪が増えそうです。
さらに今回の特徴は、前回よりも広い範囲で雪の降りやすい状況が続くことで、ポイントは風です。

上の図は、先週6日(木)と8日(土)の天気図と雪雲・雨雲の様子です。
6日は、等圧線が横に寝て西よりの風が吹き、雪の降りやすい状況が続いたのは日本海側の沿岸や紀伊山地周辺が中心でした。その後8日頃は、等圧線が縦じまで北風に変わったことで内陸まで雪が降り、京都市でも最大8センチの積雪となりました。
今回は、冒頭の予想天気図で分かるように、等圧線は縦じま模様の日が続きます。北よりの風が吹きやすく、内陸まで広く雪が降りやすい状況が続きそうです。

先週の寒波より近畿は広範囲で雪が続く可能性 交通機関の乱れに注意

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今回の寒波では、近畿地方は、北よりの風にのって雪雲が内陸まで流れ込みやすい状況が続くでしょう。
北部は広い範囲で断続的に雪が降り、大雪となる恐れがあります。中部や南部の雪に慣れていない地域でも、数日間にわたって雪が降りやすくなる所がある見込みです。寒気の強さによっては、雪の降り方が強まったり、前回より雪の量が多くなったりする所があるかもしれません。
積雪や路面の凍結よる交通機関の乱れに注意が必要です。
現時点で、近畿地方に流れ込む寒気の強さは先週ほど強くはない見込みですが、まだ寒気の強さなど予想にブレがあるため、最新の情報を確認してください。

再びの寒波への備えを

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来週は大雪のほか、風雪や低温にも注意が必要です。再びやってくる寒波への備えをしておきましょう。
風雪や低温、大雪によって以下のようなリスクがあります。

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。

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