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西日本や東日本を中心にスギ花粉の本格的なシーズンが近づいています。今日13日は静岡で「多い」予想で、関東甲信や近畿でも神奈川や山梨、和歌山では「やや多い」見込みです。症状の出やすい方は、しっかりと対策をしてください。

静岡で「多い」予想に 関東や近畿なども乾燥と強風で飛びやすく

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今日13日のスギ花粉は、静岡で「多い」予想となっています。また、関東甲信や近畿でも神奈川や山梨、和歌山で「やや多い」見込みです。

今日は冬型の気圧配置となるため、関東~近畿は空気が乾いて、風も強まり、花粉の飛びやすい条件がそろいます。花粉が多めに予想されている県には、乾燥注意報と強風注意報が発表されています。

東京など「少ない」予想の所でも、わずかな花粉が観測されている所があります。症状の出やすい方はしっかり対策をしてください。

週末は東京も「やや多い」 関東や東海は本格的なシーズン間近

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向こう1週間の花粉の予想を見ると、関東や東海では特に暖かくなる週末(15日~16日)頃に飛散量が増える見込みです。

東京都心をはじめ、横浜や埼玉の谷、千葉の銚子などで「やや多い」見込み。静岡でも再び「多い」予想となっています。

西日本はこの先も「少ない」所がほとんどですが、気温の高い日や風の強い日、空気の乾燥する日は、これまでよりも多く飛ぶ所があるかもしれません。油断せずに花粉に備えておきましょう。

「高温」「乾燥」「強風」の日は特に注意

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花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。

①「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。

②「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。

③「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。

まだ症状が出ていない方も、毎日の天気予報をチェックして、早めの対策を心がけてください。

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