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斎藤陣営の広報担当者が「SNSはメルチュさんに」
斎藤知事陣営の広報担当者から、「merchuにSNS監修を依頼した」と聞いていた、と明かしたのは神戸市の上原みなみ市議。自身のYouTubeに動画を投稿し、選挙前に知人のAさんの紹介で斎藤知事に直接会った際、こんなやりとりがあったと話した。
「動画の撮影や編集をお手伝いできると伝えました。すると『動画編集できるスタッフがいないので助かります』といわれ、試しに撮影してほしいと一本の動画を作りました」
だが、結局、手伝わなくていいことになったという。
「斎藤知事の広報担当者のK氏から、『SNS監修はメルチュさんにお願いする形となりました』というLINEが届きました」
AERA dot.編集部が入手したLINEの文面にも、同様の文言が並んでいる。
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スマートフォンの提出を拒んだため強制捜査?
上原市議を紹介したAさんは兵庫県に出入りする業者で、6年前から斎藤知事を知っているという。今回の知事選で斎藤知事に、「公職選挙法とか、詳しい人を入れたほうがいい」とアドバイスして、上原市議を紹介したという。
Aさんはこう話す。
「私の聞いている範囲ですが、折田氏は斎藤知事の広報責任者のK氏が紹介したそうです。私も別の選挙を手伝ったことがありますが、折田氏がnoteで書いたような舞台裏を明かすことはまずありません。折田氏が修正、削除する前のnoteの内容は、真実に近いと思っています」
通常、公選法違反事件は警察が捜査することが一般的だ。だが、今回は、兵庫県警の「上司」ともいえる斎藤知事が被告発人となっているため、神戸地検にも告発状が送られた。
告発をした上脇教授はこう話す。
「兵庫県警だけでなく神戸地検まで一緒にガサに及んだということは、立件に向かって捜査が進んでいると考えています。スマートフォンの任意提出を折田氏が拒んだので強制捜査になったという報道がありました。事実であれば、他の証拠は提出しているのでしょうから、よほど知られたくないことがあったように思えます。斎藤知事は折田さんの会社に自ら出向いて、SNS展開を依頼している。まわりが勝手にやったという理屈は通らない。私や郷原弁護士は折田氏に厳罰を問うているのではない。斎藤知事をしっかり捜査してほしいと告発した。折田氏には全面的な捜査協力を望みます」