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2月13日はNISAの日。新NISAがスタートして1年が経った。まだ手続きしていない人も、すでに済ませた人も、いまいちど制度を復習したい。過去の人気記事を振り返る(この記事は2024年12月13日に「AERA dot.」で掲載されたものの再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。
【図表を見る】「勝ち続けたアクティブ投資信託はたったの8本」はこちら
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10年前には考えられないほどのインデックス投資信託フィーバー。その脇で静かに売れているアクティブ投資信託。市場平均に勝てるか? AERA 2024年12月16日より。
主要ネット証券5社の新NISAでは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が2024年8月までの買い付け金額1位、2位が同「米国株式(S&P500)」(本誌調査)。信託報酬0.1%前後の低コストのインデックス投資信託が主流だ。
個人投資家の間でもこれまで以上にコスト意識が高まっており、SNSでは「信託報酬1%以上の投資信託は◯◯(ひどい表現なので伏せる)」「アクティブ投資信託は全部ダメ」といった極論も散見される。また、毎月分配型というだけで「運用効率が悪い!」と拒否する人も。
毎月分配型も含め、アクティブ投資信託は数が多い。楽天証券資産づくり推進部の山口佳子さんに割合を聞くと、「24年11月末現在、新NISAで買える投資信託はつみたて投資枠と成長投資枠の合計で約2千本。そのうちインデックス投資信託は約500本、残りがアクティブ投資信託のイメージです」。
アクティブのほうがインデックスより3倍も多い。信託報酬(投資家が払うコスト)が高いほうが金融機関の実入りも大きいわけで、ある意味自然な話。
純資産総額3兆円
アクティブ投資信託の中でも特に人気の2本がある。まず、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」。米国の成長期待株50銘柄前後に投資する。信託報酬1.727%(税込み・年率/以下同)とインデックスに比べ高いが、純資産総額3兆2693億円(24年11月12日現在/以下同)だ。全投資信託約6千本中、米国株の投資信託では純資産総額2位。なお1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」である。
「インベスコ 世界厳選株式オープン〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)」もアライアンスDと同様にアクティブ型かつ毎月分配型で、世界中の株式45銘柄前後を組み入れ。信託報酬1.903%、純資産総額1兆7129億円。全世界株式の投資信託では「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の次に大きい。