明後日9日にかけて、日本海側は更なる大雪に警戒が必要で、西日本の太平洋側も積雪の恐れ。12日頃には、一転して暖かい空気が入り、広く雨。雪解けによる災害の危険度が高まる。
1週目:大雪のあと 12日頃は広く雨に
今日7日から明後日9日にかけて、冬型の気圧配置が続きます。
特に、今日7日の夜から明日8日の午前は、「平地で大雪」の目安となる強い寒気(上空1500m付近でマイナス12℃以下)が、北日本に加えて西日本の太平洋側まで南下するでしょう。
明日8日にかけて、日本海側は広く雪で、東北南部や北陸を中心に更なる大雪となりそうです。場所によっては、除雪が追い付かないような状況になり、大規模な渋滞が発生する恐れもあります。風も強く、吹雪によって見通しがかなり悪くなる所もあるでしょう。
名古屋市周辺や、四国や九州南部など西日本の太平洋側の平地も、雪の積もる所が増えてきそうです。普段、あまり雪に慣れていない地域では、たとえ雪の量が少なくても、交通の乱れが大きくなるケースがあります。特に、長距離の移動をご予定の方は、交通手段や経路をいくつか考えておくなど、計画に幅を持たせると良さそうです。
明後日9日は、太平洋側の雪はやんできますが、日本海側は多くの所で雪が続くでしょう。
その後、12日から13日にかけて、低気圧や前線が日本付近を通過。低気圧に向かうように暖かい空気が入り、広い範囲で雨が降るでしょう。この影響で、積もった雪が緩みます。雪崩の危険度が高まりますし、屋根に積もった雪が落ちやすくなるでしょう。また、大きな水たまりができるなど、路面状況が悪化しそうです。
2週目:太平洋側は晴れる日多い 寒さ和らぐ
この期間は、北陸から北では日本海側を中心に雪や雨が降るでしょう。寒さが続き、特に北海道では朝晩の冷え込みが強まりそうです。
関東から九州にかけては、一時的に雨雲や雪雲がかかるものの、晴れる日が多いでしょう。日中の気温は、連日のように広い範囲で10℃を超えて、寒さが和らぎそうです。そのぶん、スギ花粉の飛ぶ量が増えてくるでしょう。花粉症の方は、本格的な対策が必要になりそうです。