会見でわざと室龍太の前に立ち、カメラに向かってキメ顔の向井康二。室は即座にツッコミ、向井をどかせた。(写真=岡田晃奈)

 互いが、「いて助かる」(室)で、「隣を見て安心する」(向井)存在。キレのいいツッコミも含め、気のおけない、とは、まさに彼らのことを指すのだろう。その関係性は、観る者をも幸せにする。

 ほかにも、「るーたくん最近歌ってないからファンもるーたくんが歌ってるの見たいんちゃうか、ということで」(向井)歌も踊りもあり、アドリブもあり、「けっこうアクションが多い」(向井。「あなた1人で暴れてるだけなんで」と室)と、見どころ多数の舞台「ムロムカイ」は、2月11日まで東京・グローブ座で、2月15日~2月24日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。本記事とは異なる舞台のさまざまな場面写真や詳細なレポートは、向井が連載を持つAERA2月23日号でお届けする予定。

舞台「ムロムカイ」には、室龍太にとっては久しぶりとなる、踊って踊る場面も。2人での新曲披露はファンを沸かせそうだ(写真=岡田晃奈)

ふたりの人気ゆえに、「会えない人もたくさんいると思うんですけど、来年もライブができるように頑張りたいなって」と言う向井。室も「来年もしやるのであれば、こういうのにしたいなっていうのは、もう浮かんでます」というから、今回はもちろんのこと、この先も楽しみだ。

会見で、関西感を出して、というカメラマンのリクエストに、すぐさま漫才ポーズで応じる息ぴったりの室龍太と向井康二。(写真=岡田晃奈)
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