副題は「穂村弘が聞く馬場あき子の波瀾万丈」。歌人の半生をインタビュー形式で浮き彫りにする。 実母が結核を患い、祖母と継母に育てられた馬場。現在でもみなし児のような〈孤〉の感覚があるという。無口で友達も作れず、やや自閉気味な子供だったが、それを気にかけることもなかった。焼け野原で校舎さえもない大学の風呂に入り、講義を受ける。教員として新仮名遣いを苦労して覚え、第7歌集までは新仮名表記で出版。安…
続きを読む
副題は「穂村弘が聞く馬場あき子の波瀾万丈」。歌人の半生をインタビュー形式で浮き彫りにする。 実母が結核を患い、祖母と継母に育てられた馬場。現在でもみなし児のような〈孤〉の感覚があるという。無口で友達も作れず、やや自閉気味な子供だったが、それを気にかけることもなかった。焼け野原で校舎さえもない大学の風呂に入り、講義を受ける。教員として新仮名遣いを苦労して覚え、第7歌集までは新仮名表記で出版。安…
続きを読む