天皇、皇后両陛下をはじめとする皇室メンバーのなかでも、ひときわ忙しく活躍しているのが、高円宮家の久子さま(71)だ。文化・芸術の世界の人たちの支援に力を注ぐ久子さまは、公務や皇室行事でもファッショナブルな横顔を見せてくれる皇族のひとり。スポーツの支援者でもある久子さまは、サッカーW杯にあわせた「八咫烏」(ヤタガラス)のネイルがSNSで話題を集めたこともあり、そのユニークでエネルギッシュな人柄に人気が集まっている。
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毎年春と秋に開かれる園遊会で、スタイリッシュな装いが光っているのが久子さまだ。
春は鮮やかなロイヤルブルーの洋装、秋は躍動感のある流水文様が美しい裾濃(すそご)の訪問着。雨の園遊会では傘の色や柄まで計算し、絶妙なコーディネートを披露してきた。
コロナ禍の公務では、帽子やスーツの共布で仕立てたマスクに、「絆」や「春」といったメッセージを込めた装いも話題になった。
X(旧ツイッター)やTikTok、InstagramなどのSNSには、久子さまの画像や動画が多く投稿されており、久子さま人気の高さが伝わってくる。
サムライブルーの応援ネイルの久子さま
久子さまは、文化芸術に加えスポーツ振興にも力を注いだ故・高円宮さまの遺志を継ぎ、ハンドボール、バドミントン、フェンシングなど10を超える競技団体の名誉総裁を務めている。そんな久子さまの「応援ファッション」が注目されたのが、2022年のサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会だ。
久子さまは、サムライブルーをイメージした青のスーツに、ゴールキーパーがボールをキャッチしているイラスト入りのマスク姿。そして何より注目を集めたのが、華やかなネイルだった。
指先には、サムライブルーの青を基調に、協会のシンボルマークである「ヤタガラス」を描いたネイルと、ブルーのリングが光っていた。
久子さまの応援ネイルにフォーカスした画像をあげた「AFCアジアカップ公式」のSNSも話題に。
「ネイルまで気合に入った全力対応はさすが!」
久子さまの応援ファッションといえば、06年のW杯ドイツ大会でも、やはりサムライブルーの青ネイルにサッカーボール形のイヤリング、サッカーボール柄のセカンドバッグも話題になったが、22年は「ヤタガラス」ネイルがはっきりと確認された。この完璧な準備に、ネット上には感激と称賛のメッセージがあふれた。