AERA 2025年1月13日号より

大東:パフォーマンスさせていただく曲のダンスを何度も繰り返し練習していたので息苦しさを感じたこともあったんですが、自分も含めて1カ月前とはパフォーマンスだけでなく内面も変化できた実感がありました。本番中に踊りながらちらっと左右のメンバーを見た時に「いい顔してるな」「素敵だな」って感じました。全員が成長したと思いますが、特に高田が変わったと思います。以前とは目が違いますし、カッコよくありながらも楽しんでいると感じます。一緒に踊る曲中に一瞬目が合う箇所があったんです。練習の時は軽く頷く程度のコミュニケーションをしていたんですが、本番ではお互い全然表情が違いました。

高田:確かに全然違ったね。

大東:何の打ち合わせもしてないのにね。

高田:目からオーラが出てた(笑)。一瞬目が合うだけでお互い本気で楽しんでるし、お客さんを本気で楽しませようとしているって伝わってきた。

大東:同じくです。1カ月間ひたすら向き合った結果の高田憐の表情だと受け取ってすごく嬉しかったです。

高田:僕もすごく嬉しかった。一番成長できたのは目線だと思います。昔は下を向いちゃう癖があったんですが、振付師さんと立樹が指摘してくれたことで直せました。

2025年のビジョン

――結成から約2カ月。どんなビジョンを持っているのだろうか。

高野:全員まだまだ実力が足りていない。2025年はさらにグループ一丸となって日々成長できる1年にしたいです。

横田:個人的な話なのですが、自分の強みを見つける年にしたい。そのために目の前にある小さなことからがむしゃらに取り組んでやれることを増やしていきたいです。

星:ダンスをレベルアップさせることと、もっとメンバーとコミュニケーションを取って一体感を増すことを目標にしたいです。でも、出会った頃と比べてみんなと話せるようになりました。

近藤:最初から喋ってたイメージがあるけど(笑)。

星:(笑)。一人ひとりに心が開けるようになってきた。

大東:信頼してもらえたんだね(笑)。

(構成/ライター・小松香里)

AERA 2025年1月13日号より抜粋

※高野秀侑の「高」は、はしご高が正式表記

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