TOBEの新グループ「CLASS SEVEN」が初めてパフォーマンスしたのは昨年12月のことだった。ダンスの練習を通して内面も変化したという。AERA 2025年1月13日号の記事より。
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――CLASS SEVENの初のパフォーマンスは事務所の先輩、北山宏光のアリーナライブだった。
大東:よく中澤に「グループがもっと良くなるにはどうしたらいいと思う?」って相談しているんですが、「北山さんのライブに向けて一度みんなで話し合う場を設けた方がいいんじゃない?」って提案してくれました。
近藤:朝10時に集まって何時間もダンスの練習をする予定の日があったんですが、結局ほぼ話し合いをしました。すごく意味のある時間だった。一生忘れないと思う。
横田:うん、忘れない。
高野:4時間ダンスするはずだったけど、結局1時間くらいしかダンスはしなかったね。
大東:自然と目標とかみんなの想いを話す流れになりました。最後横田が動けなくなっていて。
横田:自分としては高い目標を持って頑張っていたつもりだったんですが、みんなの話を聞いているうちに自分の考えの甘さに気付いてうるっときてました。努力が全然足りてないなって。
大東:僕たちからしたら十分頑張ってるんですけど。
近藤:うん。ダンスの練習をまとめてくれてるし。
「マジでかっこいい!」
大東:おそらくみんなが個々で「自分は足りてない」って自覚したタイミングだったと思うんです。そこからの1カ月、練習量を含めていろいろなことが変わりました。
近藤:みんなのモチベーションが急に変わったよね。
大東:「北山さんのライブに向けてもっと練習量を増やしたい」っていう声が上がった時はすごいなと思いました。
近藤:CLASS SEVENとして初めてのパフォーマンスだったので、悔いのないよう臨みたいと思って大東くんに相談した上で練習量を増やしてもらいました。
大東:近くで北山さんのライブにかける熱量を見たことも大きかったと思います。自分たちがやっていることは習い事でもないし学校の授業とも違うということを実感して、横田は涙を流したわけで。みんなに対して改めて尊敬の念を抱きました。自分がその年齢の時はそこまで高い意識を持てていなかったと思うし。
高田:でも、北山さんのライブに向けて立樹が「俺についてくれば絶対大丈夫」って言ってくれた時は「マジでかっこいい!」と思いました。
大東:長年築いてきたキャラがぶれるから(笑)。最年長が強気でいないと他のメンバーは不安になってしまうと思ったから言いました。実際にCLASS SEVENに対して根拠のある自信があります。
中澤:立樹の言葉に胸を打たれましたし、本番もその言葉を信じて臨みました。舞台に出る前に高田と横田を中心に「お客さんの想いを受け取るんじゃなくて、俺たちがお客さんに想いを届けて楽しませるんだ」っていう話をして気合が入りました。