AERAが11月に実施したアンケートでは、コロナ禍を経て、数年ぶりに遠方の義実家に帰省したところ、「義父母の体が一回り小さくなっていた」「会える機会は限られていると気づき、積極的に帰省しようと思った」という声も寄せられた。年を重ねていく姿に、「宿泊を伴う帰省は義父母の負担になるからやめよう」と付き合い方を見直した人もいた。

 義実家との付き合いに正解はない。

「仕事の人間関係はどこまで付き合うか条件が決まっていますし、仕事を成功させて利益を上げる目的もあり単純明快です。ですが、プライベートな家族との関係は、どこまでプライバシーを開示して、どのくらいの頻度で付き合うか、人によります。お互いのベストな立ち位置を探していきましょう」(阿古さん)

 ベストな立ち位置を探る年末年始にしたいものだ。(編集部・井上有紀子)

AERA 2024年12月9日号より抜粋

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