ゆか「『父の味』を、質問者さんが趣味として子に伝える分には好きにすれば良いけど、『母の味』を伝えたいってなると、趣味を超えた押し付けだと思うな。子どもにも奥さんに対しても」
ひろ「物を直すとかを教えるのは父の仕事とか、パソコン教えるのは父の仕事とか、趣味に性別を混ぜる人はよくいるよ」
ゆか「相手がそれで了承するなら良いけど、今回の場合は、そこまで興味を持たない人をその担当にするってことなので、『君がすべき』と言っても素直に『はいそうですか』とはならない気がするね。
むしろ質問者さんの方が熱量の高い分野なのだから、手料理なら母の味とかならずに、夫婦ないし家族全員で味噌汁を作るとかならうまく行きそう。性別による分担の想定って、誰しも少なからず持っていたりするけれど、人によって好き嫌い、得意不得意も違うから、『それが当然』ってならないように気をつけなければならない」
ひろ「それが当然とかじゃなくて、そういう役割分担を持つ状況を作りたいって趣味だと思うんだよね。庭つき一戸建てで、子供がピアノを弾いてる家庭を作りたいとか」
ゆか「前に、別の相談 に答えているときに、『自分にとってはどうでも良いことだけど、相手がそれを大事に思っている場合は、無理して付き合う』って落とし所を君は出したんだよね。例えば、家族で毎年お墓参りをすることがすごく大切と思っている相手だったら、それに仕方なく付き合う。みたいな。
なので、役割分担として伝えるのではなく、そこに重きをおく自分の趣味、というか気持ちに付き合って欲しいって素直にお願いしてみる方が、相手も『じゃあ乗っかってみるか』ってなりそうだと思った」
ひろ「まぁ、重きを置いてる物は、人によって違うから説明しないとわからないよね」
ゆか「役割分担の設定までこだわりがあるから余計にね」
ひろ「父じゃなくて『母の味』にこだわるなら、手伝えばいいだけだしね」
ゆか「うんうん。大きくなっていくと子供も参加したりして、それが家族の味になるかもしれないしね」
総括
・自分が好きなものに相手も同じだけ熱量持っているとは限らない
・こだわりに乗っかって欲しい時は、素直にお願いしてみる方が吉
・母の味にこだわらず、家族の味でもいいんじゃない?