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 ひろゆきさんとゆかさんは、何もかもが合わないデコボコ夫婦。付き合い当初から喧嘩も絶えなかったそう。そんな経験をヒントに、渾身のアドバイスをお届けします。

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質問07

 ゆかさんひろゆきさんこんにちは。

 妻が料理をつくってくれません。8割方、市販の冷凍食品かよくてミールキットなのです。トマトを切ってオイルをかけるなど、ごく簡単なものはたまに作ってくれます。

 自分自身も物足りないのはもちろんのこと、子どもが「あれつくってよ」と言えるような母の味を知らずに来てしまうことに戸惑いを覚えています(かくいう自分自身は、長年朝ごはんを担当しており、ダシをとった味噌汁が自慢です)。

 自分は激務、妻は在宅で融通が利く仕事なので、せめてもう少し手作りを増やしてほしいと思うのですが……。

 もともと食に関心が薄そうな妻の心を動かすには、どうしたらいいでしょうか?
 

ゆかの回答

 実は、質問者さんが気づいていないだけで 、質問者さんの奥様は料理をしています。「質問者さんが満足するレベルの、“手料理”ではない」というだけです。

 質問者さんにとっては関心の高い「食」にかける熱量が、相手が低めであることが不満で、さらに自分よりも暇そうなのに、それを好きになったり技術を向上させたりするために時間を割かないことを問題視しているのです。

  奥様が食に関心が薄い理由が何かにもよりますが、単純にレパートリーが少ない、なんとなく苦手意識がある…といった理由だったら、自分が好きなものを、相手が少しでも好きと思ってくれるために、その楽しさを伝える、という視点で考えてみると、多少は好転するかもしれません。

 休日に一緒に料理をしてみたり、外で食べた美味しい料理を、家で一緒に再現してみたりとか。

 逆に、そこまで料理に時間を割きたくない、そもそも食に対する優先順位が薄いという場合なら、手料理は質問者さんの担当と割り切った方が良いと思います。

 家事分担の不公平という問題ではなく、冷食やミールキットなど代替可能なものがあるにも関わらず手作りにこだわる理由が、質問者さんのこだわり以外に良く見えないからです。

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自分の食へのこだわりを、相手に押し付けては……