長野県の40代男性は、地元で50周年のコンサートが開催されなかったので、「50周年をとにかくどこかでお祝いしたくて」と、小学2年生の息子と来場。隠れ展示物のサインがあることを知って、歓喜しながら一眼レフカメラで撮影していた。息子も父の影響を受けて、「アル中」なのだという。

デビュー前写真にタカミ―も「誰?」

 8つのパートの1つが、「ライブ写真で綴るコンサートの歴史」というコーナー。ここにデビュー当時の初々しい高見沢俊彦、坂崎幸之助、桜井賢の写真が並ぶ一角がある。なぜか白いスーツ姿という宣材写真はレアで、これまた必見だ。

イヤフォンガイドによるTHE ALFEE本人たちの解説によると、事務所の裏の駐車場で撮影。なぜ白いスーツだったのかは疑問だという

 これらの写真について、高見沢俊彦はインスタグラムでこうつづっている。

「個人的にはデビュー前に撮った3人の初々しい顔が印象的でした。これ誰?あっ!俺?みたいな感覚です」
 

 そして、このコーナーの最大の“見どころ”というか“聞きどころ”は、THE ALFEEメンバー3人によって録音されたボイスガイドだ。

 イヤホンガイドを聞きながら展示された写真を見ると、思い出の詰まったフォトアルバムのページを高見沢俊彦、坂崎幸之助、桜井賢と一緒にめくっているようだ。わちゃわちゃしていて楽しめるとともに、3人仲良く元気で50年間、THE ALFEEであり続けている軌跡と奇跡を、しみじみと感じさせる。 

 企画運営会社によると、このボイスガイドの音源を販売してほしい、という声もあったほど。こうした展示会では声優のボイスガイドが人気だが、トークに定評があるTHE ALFEEのボイスガイドだけには、それを上回る人気ぶりだという。
 

熊手フォトスポットで顔を拝借

 そして展示のフィナーレにあるのが「手」だ。50周年を記念して出されたトリビュートアルバム「50年祭」のジャケット写真に使われたもので、そこに顔を入れて撮影できるスポットとなっている。
 

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