120年前の1905年に何があったかというと夏目漱石が「吾輩は猫である」を発表しました。猫の視点で人間を批評する小説といった、かなり斬新なものが出てきました。アインシュタインが特殊相対性理論を発表したのも同じ年です。そういった誰も考えつかなかったようなすごいものが出てくる年なんです。
何か新しい芽が出てきたことにどれだけ敏感に反応できるかが成功の分かれ目になる、そんなチャンスのある年です。
最後にお伝えしたいのは、占いとの付き合い方です。占いを「信じる・信じない」ということよりも、占いを「使って」人生をよりよくしようと行動することが大切です。いいことが書かれていたら信じて当てに行く、悪かったなら最悪の事態になることを避ける行動をして占いを外しに行くことが占いとの良い付き合い方です。
(構成/ライター・濱野奈美子)
※AERA 2024年11月18日号