ハート撮影に実は照れまくるテスタさん(撮影/朝日新聞出版写真映像部・松永卓也)

(えなこ)利益50万円と5000万円じゃ全然違う!

テスタ)僕の利益100億円の半分ぐらいは、ここ3〜4年で増やしたものですよ。後半になるほど増えるスピードが速くなって。

(えなこ)このままいけば1年で100億円稼げちゃうかも?

(テスタ)(笑う)ということで途中経過のお金はあんまり関係ないんですよね。どうせ家賃とか寄付にしか使わないので。

(えなこ)寄付、すごいです。

(テスタ)寄付して喜ばれると、単純に自分がうれしくなるので、もっと稼いで寄付したくなる。回り回って自分のモチベーションを上げるために寄付してるのかな。

(えなこ)ステキ。

(テスタ)「これ以上、お金を稼いでどうするんですか?」ってよく聞かれますが、いくらあったって全額寄付しちゃえば1日で使い切れますからね(笑)。

(えなこ)テスタさんと比べたらケタが違うんですけど、私も3年くらい前から年収1億円(額面)を超えました。

(テスタ)いやいや十分すごすぎますよ!

(えなこ)私もあまりお金を使わないし、ブランド物も興味ないし、車の免許もないから高い車を買うこともないし。

私の周りも似たような感じで、「使うところがないから投資する」っていう人がけっこういます。

円は安くモノは高く

(テスタ)えなこさんも投資を?

(えなこ)私はしてないんです。

(テスタ)普通の人は投資をしてないと思っていますが、たとえば現金を銀行に預けていることも資産運用の一つですよ。

(えなこ)えっ。

(編集部)確かに、たとえば100万円を1年間預けたら利息がいくらもらえます、などの形の運用ですね。

(テスタ)円の価値は日々変わっています。円高とか円安とか聞くと思うんですが、為替も変動しています。物価も上がっています。

(えなこ)円安は、円が安くなっている。モノは高くなっている。

(テスタ)政府や日本銀行は物価を毎年2%ずつ上昇させましょうというのを目標にしていますが、毎年2%物価が上がると10年後にはざっくり22%になります。

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1円ご飯時代の100万円が