想像したことがありますか?濡れた傘を開いた時はどれくらいの水滴が飛んでいるのか。雨の日マナー違反としてよく挙げられる『傘と水滴問題』について、実験を行いました!その結果、傘の開き方によって水滴の飛び具合が違うことが明確に。傘の出番が最も多い梅雨の季節は、『雨の日マナー』を身につけて快適に乗り切りましょう!

さて、水滴はどこまで飛ぶと思いますか?
さて、水滴はどこまで飛ぶと思いますか?
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やっぱり6月と7月は傘の出番No.1!

各地で続々と梅雨入りが発表され、梅雨シーズンに入りました。梅雨は、その名前の通り「雨」のイメージが強いですが、他の季節と比べてどれくらい雨が降りやすいのか・・・各都市における傘の日の日数(日降水量1ミリ以上の日数・平年値)を調べてみました。

※傘の日の日数が一番多い月をピンク色で囲っています。
※傘の日の日数が一番多い月をピンク色で囲っています。

都市によってバラつきはありますが、6月と7月が最も多くなっています。次いで9月の台風シーズンにも多く、夏は傘の出番が多い季節と言えそうです。
傘の出番が増えるほど、周囲の傘のマナーが気になります。
そこで、tenki.jpチームでは雨の日マナーを向上させるべく、「実際のところ、傘を開いた時はどれくらいの水滴が飛んでいるのか?」実験を行いました!

実験:雨の日マナー違反を検証!

tenki.jpチームでは、ビニールのワンタッチジャンプ傘と色水を用いて、傘をワンタッチで開いた時の水滴の飛び具合を調査しました。
【実験方法】
ビニール傘の表面に色水(今回は水色に着色)を塗布し、所定の位置から傘をワンタッチで開きます。
開き方の違いで水滴がどのように飛ぶのか、勢いよく開いた場合(ケース1)と、ゆっくり開いた場合(ケース2)との2通り行いました。

結果:傘の水滴はここまで届いていた!

【ケース1】周囲を気にせず勢いよく開く編
勢い良く開いた時(ワンタッチを押して一気に傘を持ち上げたとき)、水滴の飛び方は広範囲になりました。写真だと少々分かりづらいのですが、なんと3メートルの所まで水滴が飛んでいました!(写真左上の拡大写真を参照)
少量でも飛んできたらやはり嫌ですよね。傘を開く時は、『周りに人がいないか』を必ず確認しましょう。
言葉にすると当たり前のことですが、
例えば・・・
コンビニを出たら正面の信号がちょうど青だ!渡りたい!
と思ったあなたは、『周りに人がいないか』ちゃんと確認してから傘を開けていますか?
余裕がないと、意外と周りが見えなくなってしまうこともあります。
雨の日は時間に余裕を持って行動するというのも、大切です。