続投が決まった日本ハム・新庄剛志監督の未来は夢と希望に満ち溢れている。監督としての手腕や話題性は抜群で、仮に来季で日本ハムを指揮するのが最後のシーズンになったとしても、グラウンド内外で多くの選択肢が用意されそうだという。
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「(来季も)本当に続投をさせてくれた劇的なドラフト会議になった」(新庄監督)
10月24日のドラフト会議でも新庄監督は“主役”となり野球ファンを喜ばせた。福岡大大濠高・柴田獅子投手を1位指名した後のインタビューで監督続行を明言。その後、29日に球団が契約更新を公式発表、新庄監督も自身のインスタグラムで「2025年も大航海は続きます。改めてファイターズの舵を取らせてもらいます!!よろしくです」と綴った。
「新庄監督は(続投に関して)本当に悩んでいた。気まぐれに見られるが義理人情に熱い男。九州男児(長崎生まれ、福岡育ち)を地で行くようなタイプなので、3年任せてもらって優勝できなかったことに大きな責任を感じていた」(新庄監督をよく知るスポーツライター)
チーム統轄本部長・吉村浩氏との絆も周囲の想像以上に固かったようだ。「『来年、やりますよ。愉しい野球をさらにしていきましょう』っていう言葉をもらった時に、もう吉村さんの言葉は絶対って決めました」と新庄監督は語っている。
「新庄監督の中で就任してから3年でユニホームを脱ぐのは決定事項だったはず。しかし日本シリーズ進出まであと一歩と迫ったチームを投げ出すわけにはいかなかったのだろう。即断即決の男がギリギリまで悩んだところに葛藤の大きさも感じる」(スポーツ新聞野球担当デスク)
新庄監督の続投を望む声は多かった。しかし球界から完全に距離を置いた時期もあったほどで、野球への思いはそこまで強くないという声もある。来季に関しては、「どちらへ転ぶかわからない」とも見られていた。
「日本ハム監督就任に関しては、自身の経済状況と日本ハムの思惑が一致するタイミングというのもあった。本来なら今季いっぱいと考えていたようだが、『もう1年やることで新庄ブランドがさらに高まる』とも考えたのだろう」(スポーツマネジメント会社関係者)