園遊会で国民の心をつかんだ愛子さま
「紀子妃殿下のお考えやお人柄については存じ上げませんが、少なくとも秋篠宮殿下は、そういう報道を気にして考えを変えるような方ではないと思っています。今回、悠仁親王殿下が出席されない理由は大学受験との兼ね合いかもしれません。来年3月には進学先も決まっているでしょうから、来春の園遊会には出席されるでしょう」
今春の園遊会では、天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまが華々しく“デビュー”を飾った。淡い桜色のアンサンブルに身を包んだ愛子さまが現れると、会場は「ピンクがお似合いですね」「お目にかかれてうれしいです」などと沸き立ち、招待者の一人である漫画家の里中満智子さんは「花のような方」と評した。一方の愛子さまは、はにかみながら「(園遊会は)初めてなんです」「緊張しています」などと応じ、その飾らない初々しさで場を和ませた。
初めての園遊会で愛子さまが国民の心をつかんだ一方で、悠仁さまの場合はいくつかの懸念があると山下氏は指摘する。
「悠仁親王殿下は皇位継承順位2位の成年男性皇族ということで、世間のまなざしは、愛子内親王殿下に対するものとは当然変わってきます。また秋篠宮家は、長女・眞子さんの結婚が物議をかもしたことも相まって、何かと批判にさらされやすい状況にある。国民の間にさまざまな見方や感情が渦巻く中でのお出ましとなることは避けられないでしょう」
また、愛子さまと比較して、悠仁さまの素顔はあまり世間に知られていない。天皇ご一家のご静養時の写真や映像は数多く報じられている一方、秋篠宮家については情報が限られている。そのぶん、余計に園遊会での立ち居振る舞いに関心が集まることも考えられる。山下氏は「プライベートの映像などの公表は少ないという印象を持っていますが、秋篠宮殿下の意向によるものでしょう」と見る。