筑波大付属高校の入学式を前に、新生活への抱負を語る秋篠宮家の長男・悠仁さま=2022年4月9日、東京都文京区
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 天皇、皇后両陛下をはじめ皇族方と各界の功労者が懇談する「秋の園遊会」が30日に開かれた。秋篠宮家からはご夫妻と次女・佳子さまが出席し、長男・悠仁さまの参加は見送られた。来るべき悠仁さまの“園遊会デビュー”はいつになるのか、そしてデビューを成功させるためのポイントとは。元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司氏に聞いた。

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 今年7月、突如、秋の園遊会に悠仁さまが参加する可能性が取り沙汰された。悠仁さまの18歳の誕生日(9月6日)が2カ月後に迫る中、宮内庁の定例会見で、西村泰彦長官の口からこんな発言が飛び出したからだ。

「(悠仁さまは)園遊会などの宮中行事以外の行事には、成年式以前であっても学業の都合がつけば参加される可能性がある」

 世間の注目が集まる中、会見からわずか1カ月後、秋篠宮家を支える側近トップの吉田尚正皇嗣職大夫が「悠仁さまは秋の園遊会に出席されない」と発表した。急な方針転換ともとれる宮内庁の対応に、山下氏は苦言を呈する。

「なぜ西村長官は、わざわざ園遊会という個別の行事名を出してご出席の可能性を示唆したのか、いまだに不可解です。宮内庁は以前から、週刊誌をはじめとしたメディアに対し、『根拠のない臆測による報道』と遺憾の意を示してきました。しかし、昨年の秋篠宮邸の引っ越しの際は、佳子内親王殿下が御仮寓所に残ることを週刊誌報道の後で発表しました。こうした臆測を生んで当然といえる説明を続けてきた宮内庁側にも問題があると思います」

 実際、西村長官の発言を受け、「“愛子天皇”待望論が持ち上がる中、秋篠宮家は悠仁さまの存在感をアピールしようとしているのでは?」などの推測記事も出た。

 このような“秋篠宮家バッシング”の空気によって、悠仁さまの園遊会デビューが見送られた可能性はないのか。山下氏は「それはないでしょう」としたうえで、こう話す。

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悠仁さま園遊会デビューの「懸念」