青山学院大学のオープンキャンパス(撮影/石川明奈)
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 夏から秋にかけて、多く開催される大学のオープンキャンパス。今年の夏も進学を希望する高校生たちが全国の大学に訪れ、この場所で学ぶ未来の自分に思いをはせた。大学にとってもオープンキャンパスは高校生たちに向けた貴重なアピールの機会だ。各大学は高校生に向けてどのような取り組みをオープンキャンパスで行っているのだろうか。高校生はそこで何を得られるのか——。今夏、関東近郊の大学のオープンキャンパスに参加した「AERAサポーター高校」の高校生記者たちのレポートから考えてみる(引用文のあとの大学名は訪れた大学)。

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 オープンキャンパスは、大学受験を目指す高校生にとって、実際の大学の雰囲気や学生の様子などを知ることができる貴重な場だ。

 キャンパス内だけではない。大学に行く道のり——最寄り駅からのアクセスは良いのか。大学周辺の環境——飲食店や娯楽施設の有無、勉強のしやすい環境かどうか。高校生にとって、大学の立地も志望する上で重要な要素だ。

都市型キャンパスの魅力

「駅から真っすぐ行くだけで着くというアクセスの良さに驚いた」(専修大学)

「立地もよく大学内での活動だけでなく、外での活動もしやすいと感じた」(青山学院大学)

「キャンパスの近くに長年応援しているチームの球場があるのは夢のよう」(日本大学)

 首都圏の大学の魅力のひとつでもある都市型のキャンパス。大学周辺の公共交通機関が発達しており、アクセスの良さや大学外での活動のしやすさが高校生の心を引いている。

地方の大学の良さ

 一方、地方の大学の良さをオープンキャンパスがきっかけで感じることもある。

「高崎経済大学は、高崎駅で新幹線から降り、バスで約20分の立地。木々に囲まれた平地に多くの建物が詰まっていた。自分の地域から見れば群馬県はとても離れていて、あまりイメージもつかないような場所だった。しかし、駅前にはいろいろなお店が並んでおり生活に困らないだろうという安心感が得られた。大学の先生方の雰囲気も知り、キャンパスライフの想像が安心できるものになった」

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