大学の講義を実際に体験

 オープンキャンパスに参加する大きな目的は、その大学がどんな大学かを知ること。大学も高校生たちに大学を知ってもらおうとさまざまなプログラムを行っている。その中でも人気があるのが「模擬授業」だ。大学の講義を実際に体験し、大学での学びとはどのようなものか肌で感じることができる。

青山学院大学法学部ヒューマンライツ学科の模擬授業は、『結婚する相手の性別は限定されるべきか?』がテーマだった。今ある問題に目を向けてから理論としての法学を学ぶという、メジャーである法律学科とは逆の方向のアプローチの仕方が印象的だった」

「スケールがでかい図書館」

 こうしたプログラムに参加せずとも、大学内を歩いて周るだけでも多くの発見がある。

キャンパス内の図書館の様子(中央大学法学部、撮影/佐藤陽和乃)

「専修大学神田キャンパスの魅力が詰まっている10号館(140年記念館)、外装はパッと見た感じはすごくオシャレで縦に細長く伸びている。ほぼガラス張りで、そのデザインに端正な印象を受けた。入り口もまた、オシャレなものであった。白と黒をベースとしていて、締まっている」

「学生スタッフの方とたくさんの棟を周り、丁寧にガイドしてくださった。特に感動したのは図書館。とにかく広い。スケールがでかい。解放感抜群で、きっと何をやっても集中できそう」(日本大学)

「特にびっくりしたのは図書館の一階にあるほぼ全ての本が法に関するものだったこと。また図書館を始め椅子と机がさまざまな所に置いてあることにビックリした。別にしっかりと自習室もあり、一人で静かに勉強したい、他人と話し合って協力して行いたい、どちらの願望もかなえることが出来る良いスペースだなと感じた」(中央大学法学部)

「星5レベルのおいしい学食があった。ヒレカツカレーはサクッと揚げたてのようなおいしさだった」(中央大学法学部)

サクッと揚げたてのヒレカツカレーとジャージャーうどんの卵のせ(中央大学法学部、撮影/佐藤陽和乃)
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「オープンキャンパス」が持つ役割