「EMPIRE」MV撮影で訪れた3泊5日のバルセロナでは「みんなが着いて真っ先にしたのが、自主的に稽古場借りての振り合わせ。そういうところがSnow Manだなって(笑)。でもサグラダ・ファミリアの見える店でパエリア食べたり、楽しく過ごしました」[撮影:蜷川実花/hair & make up MAIMI/styling 三島和也(Tatanca)/costume Ayne doppio]
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 名実ともに“ドラマ班”となったSnow Manの深澤辰哉。連続ドラマ「わたしの宝物」に出演中だが、オファーを受けた際の葛藤の経緯と思いを明かした。AERA 2024年10月28日号より。

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 10月から、連続ドラマ「わたしの宝物」に冬月稜役で出演している。

「大人の恋愛、ですね。托卵という、ちょっとまた難しいワードがテーマで。普通のラブではない。いや気持ちとしてはたぶん、純粋な愛なんだけど、……まあまあまあ、難しいんですよ。

 僕は主演の松本若菜さん演じる美羽の幼なじみで。美羽には旦那さんがいるんですけど、うまくいってないときに、久々に僕と出会うんです。で、まあ、いろんな過程があるなかで、その、一夜を共にしちゃって、子どもができちゃうんですけど、旦那さんに、あなたの子です、って育てるっていう。僕もまた難しい、問われそうな感じの役ですね。もう、激むずです(笑)。台本読みながら、俺どうやってこれやるんだろうなーと……」

 むにゃむにゃと語尾を弱めるが、1月期に出演したドラマ「春になったら」で見せた自然体の演技は評判を呼んだ。その実力を買われてのオファーでは?と尋ねると「なんか、そう言っていただいて」と明かした。

「実はプロデューサーの方が11年前に出演したドラマで僕のことを知ってくれていて。『春になったら』で僕がお芝居している姿を見て、今回の役に合うんじゃないかと思って、ってお話をもらったので。そういう意味ではすごくうれしかったですね。

 でも、自分が恋愛、しかもちょっと大人の、っていうのは想像していなかったので、すっごいうれしいお話だなとは思ったんですけど、1日だけ考えました。1回家に帰って、こういうあらすじです、深澤さんはこの役をお願いします、みたいなのを、ちゃんと読んで、自分がこの作品に挑戦……なんだろな、ちゃんと挑戦しきれるか、っていうのを考えて。やったことないタイプの作品、シチュエーションでもあるし、中途半端は嫌だから。でも、やっぱり自分にとってこの作品に出る意味は大きいなと。参加することで、まわりの方のお芝居を見て、いろんな刺激を受けて、また自分の幅が広がればいいなと思って、お受けすることにしました。

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