舞台「台風23号」に出演する伊原さん。Bunkamura Production 2024「台風23号」(作・演出/赤堀雅秋、出演/森田剛、間宮祥太朗ほか)は東京・THEATER MILANO-Za (~10/27)、大阪・森ノ宮ピロティホール(11/1~4)、愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール(11/8~9)で上演(撮影/写真映像部・和仁貢介 hair & make up 面下伸一 stying 朝倉豊 costume Ameri、MARIA BLACK × CINOH for Demi-Luxe BEAMS)

頭の先から足の先まで見える

 舞台の醍醐味を、こう語った。

「映像作品は顔のアップが多かったり、演技の間にも編集が入りますが、舞台はお客さまには、頭の先から足の先まですべてが見える。たとえば、顔は無表情でも、足を動かしているだけで『イラついているな』と表現できる。全身で表現するのが舞台の面白さだし、難しさでもあるなと思っています。

 今回は、間も長すぎると思うくらいでもいいから、一度、心が通るやり方でやらせていただいたので、やりやすかったですが、お話として何かが起こるわけではないから、あんばいが難しい。それを探すのがすごく楽しかったです」

悔しい思いたくさんしてきた

 高校生の頃から、0から1を作り上げるエネルギーのなかにいた。その事実は、いまの自分を作る大きな要素だという。

「部活をやっていくなかで、悔しい思いもたくさんしてきました。そのたびに『次、頑張ってみよう』と思って頑張ってみると、ちゃんと見てくれている人がいて、頑張れば頑張るほど結果がついてくる、ということを高校時代に体験することができた。だから、いまも『先が見えないな』と思っても、『いやいや、頑張れば何かが巡ってくることってこれまでもあったのだから、もう少し頑張ってみよう』と考えられているところはすごくあるな、と思います」

(構成 ライター 古谷ゆう子)

映像作品にしても、舞台にしても、本番前のルーティンとして取り入れているのは「香り」。「高校時代、『バブリーダンス』をみなで踊った際に、『大人の女性だからハイブランドの香水をつけ、大会に臨もう』とコーチが言ってくださったんです。それがいまでも忘れられないのか、なんとなく香りでスイッチが入る感じはありますね」(撮影/写真映像部・和仁貢介 hair & make up 面下伸一 stying 朝倉豊 costume Ameri、MARIA BLACK × CINOH for Demi-Luxe BEAMS)
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