橋本環奈
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 9月末からスタートしたNHK朝ドラ「おむすび」が開始早々、雲行きが怪しくなっている。主演を務めるのは女優の橋本環奈(25)。物語は「平成元年生まれのヒロインが、栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”」と銘打っており、第1部の舞台は福岡県糸島。「伝説のギャル」である“アユ”を姉に持ち、そのせいで博多ギャル連合に強引に参加させられるという、朝ドラには少々パンチの強い物語に賛否両論が渦巻いているのだ。

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「1週目が終わったあたりからSNSでは『朝からギャルがうるさすぎる』『ギャルの描き方が均一的というかベタ過ぎて萎える』など批判の声が増えてきた印象です。前作の『虎に翼』なら日本初の女性弁護士、前前作の『ブギウギ』は戦後を明るく照らしたブギの女王という、朝ドラらしい時代性や崇高なテーマが垣間見えましたが、今作は『平成ギャル』がテーマとして押し出され過ぎていて、それに既視感を覚えている視聴者が多いのでしょう。ヒロインが女学生役を演じるのは朝ドラの特色ではありますが、橋本さんは現在25歳。まだ若いですし童顔でもありますが、ギャルたちに翻弄(ほんろう)される高校生を演じるにはやはり顔や骨格が大人すぎます」(民放ドラマ制作スタッフ)

 第3週の初回(10月14日放送)は平均視聴率が12.6%とスタート以来最低を記録(関東地区、ビデオリサーチ調べ)した。現在の「糸島のギャル編」がいつまで続くかわからないが、コスプレのようなビジュアルで高校生の友情物語をギャルたちが大騒ぎするという展開に、視聴者はついていけないのかもしれない。

 かつて朝ドラは新人女優の登竜門と言われており、ヒロインはオーディションで選ばれるのが通例だった。しかし、2006年前期の「純情きらり」で宮崎あおいがオーディションなしで直接キャスティングされたのを筆頭に、それ以降の朝ドラでは半分以上が直接キャスティングでヒロインが選ばれている。本作も、橋本が直接オファーを受けて実現した。

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朝ドラは早くも「次回作」に期待が…