橋本環奈

3年連続紅白司会も代表作はなし

「橋本さんは福岡出身ですし博多弁もネーティブですが、すでに全国的に認知されて10年ほどたっているため、初々しさはありません。近年は広瀬すずさんや戸田恵梨香さんのように、女優としてしっかり売れてから朝ドラのヒロインをやるパターンも増えていますが、であればもっと時代性のある朝ドラらしいヒロインのほうがハマったと思います。博多ギャル連合のメンバーも、橋本さんの年齢に合わせてほぼ同世代がキャスティングされており、ギャル特有のあどけなさが全体的に作り物のようになってしまっている印象です」(同)

 橋本にとって、もうひとつの災難は次の25年上期の朝ドラの存在だ。テレビ情報誌の編集者は言う。

「次の朝ドラ『あんぱん』は『アンパンマン』の作者であるやなせたかしさんの妻をモデルにした物語で、人気女優の今田美桜さんがオーディションでヒロイン役を勝ち取っています。来年はNHK開局100周年ということもあり、阿部サダヲさん、二宮和也さん、松嶋菜々子さん、竹野内豊さん、北村匠海さんらそうそうたる俳優陣がキャスティングされています。ネットでは次回作への期待値が高騰し、朝ドラ愛好家の興味も早くも次回作に流れ始めています」

 橋本といえば福岡のローカルアイドルとしてデビューし、中学3年生のときにステージで撮られた“奇跡の1枚”がネット上で話題となり、瞬く間に全国に知れ渡った。

「アイドルとしては代表曲もなく何かで成功したわけではないのですが、『1000年に1人の逸材』という触れ込みだけで有名になりました。今年も含めると紅白歌合戦の司会に3年連続で抜擢されており、そのポテンシャルの高さは誰もが認めるところです。近年はアイドルから女優へと転身を図っており、ヒロインだけでなく、コミカルな芝居もうまいので、人気男性アイドルや人気俳優のお相手としてのニーズも高い。しかし、単独主演作としては作品に恵まれておらず、16年の主演デビュー映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』は興行収入的には大惨敗し、彼女の黒歴史となっています。橋本さんも20代後半になっていくにしたがって、そろそろ代表作がほしいところ。『おむすび』がそうなるといいのですが……物語の後半に期待したいところです」(前出のテレビ情報誌編集者)

暮らしとモノ班 for promotion
2024年最後の最強開運日は12月26日!キャッシュレス派向けおすすめミニ財布48選
次のページ
期待を寄せていた人が多かった