竹増貞信/2014年にローソン副社長に就任。16年6月から代表取締役社長
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「コンビニ百里の道をゆく」は、ローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。

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読者の皆さんは近年、「ネーミングライツ(命名権)」という言葉を耳にする機会が増えたのではないかと思います。

 ローソンでも、京都府が公募していた京都府南丹市の森林公園「京都府立府民の森ひよし」のネーミングライツに応募し、3月25日にネーミングライツパートナー契約を締結、4月1日から京都府立府民の森ひよしの新しい愛称が「ハピろー!の森 京都」になりました。

 私たちは創業50周年の2025年に向けて、「ローソングループ Challenge 2025」を掲げ、お客様や社会・仲間からの「レコメンドNo.1」を目指しています。22年には「ハッピー・ローソン・プロジェクト!(ハピろー!)」を立ち上げ、お客様、そして地球(マチ)をハッピーにするさまざまなチャレンジを続けています。

 ただかねてから、「ハピろー!」というプロジェクトを象徴するような、もっと広くお客様に認知されるような存在を作れたらいいね、という議論が社内ではありました。

 そこへ、地元京都のオーナーさんから「府民の森ひよし」が命名権を募集していると聞きました。キャンプ場も宿泊施設も広場もあり、ここに来る人は、みんなハッピーになれそうな場所。まさに「ハピろー!」にぴったりだということで応募したんです。

新愛称になった「ハピろー!の森 京都」

 先日、私も含め役員全員、30人ほどで「ハピろー!の森 京都」に行ってきました。

 緑が豊かで、気持ちのいい場所でした。バーベキューをしたのですが、皆でリラックスしながら「来年からの50年」について話したり、アイデアが自由にふくらむ、楽しい時間でした。オフィスではできない形で自分たちの思いをぶつけられる空気が作れて、すごくよかったと思いました。

「ハピろー!の森 京都」を通じて、多くの方に「ハピろー!体験」の機会を作っていただきたいと考えています。

AERA 2024年10月28日号