地酒を提供する交流拠点「HAMA BAR」では、小学生が地元の歴史や酒蔵を紹介する「子ども街並みガイド」を、天皇陛下と皇后雅子さまに実演。おふたりは子どもたちに、優しい表情で話しかけた=2024年10月6日、佐賀県鹿島市のJR肥前浜駅

「他のお酒もいただいてみたい」と陛下

 予定の時間がずれ込んでおり、宮内庁の職員が馬場さんたちに手でサインを送って、説明を急ぐように促していた。雅子さまは時間を気にしながらも、学術的なやり取りを楽しんでいる様子だったという。
 

「機会があれば、鹿島の他のお酒もいただいてみたい」

 HAMA BARを離れる間際に、陛下はそう話した。

 鹿島では、酒蔵をめぐりながら地域の食や歴史、文化を楽しんでもらう地域おこしのイベント「鹿島酒蔵ツーリズム」が有名だ。3月の蔵開きには、全国から集まった観光客で賑わうのだという。

「ぜひ蔵開きにお越し下さい」

 そう声をかけられた天皇陛下と雅子さまは、ニコッと笑顔を返したという。

(AERA dot.編集部・永井貴子)

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