「他のお酒もいただいてみたい」と陛下
予定の時間がずれ込んでおり、宮内庁の職員が馬場さんたちに手でサインを送って、説明を急ぐように促していた。雅子さまは時間を気にしながらも、学術的なやり取りを楽しんでいる様子だったという。
「機会があれば、鹿島の他のお酒もいただいてみたい」
HAMA BARを離れる間際に、陛下はそう話した。
鹿島では、酒蔵をめぐりながら地域の食や歴史、文化を楽しんでもらう地域おこしのイベント「鹿島酒蔵ツーリズム」が有名だ。3月の蔵開きには、全国から集まった観光客で賑わうのだという。
「ぜひ蔵開きにお越し下さい」
そう声をかけられた天皇陛下と雅子さまは、ニコッと笑顔を返したという。
(AERA dot.編集部・永井貴子)