【メット・ガラ2025】のテーマが決定、エイサップ・ロッキー&ファレル・ウィリアムスらが共同ホストに
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 現地時間10月9日に、米ヴォーグ誌は【メット・ガラ2025】のテーマがモニカ・L・ミラーの2009年の著書『Slaves to Fashion: Black Dandyism and the Styling of Black Diasporic Identity(原題)』からインスピレーションを得た「Superfine: Tailoring Black Style(華麗なるブラック・スタイル)」であることを発表した。米ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催される展覧会では、「18世紀から現代に至るまでの黒人男性のダンディズムの歩みを衣服や絵画、写真を通じて探求する」展示が行われる予定だ。

 イベントのドレスコードは今後数か月のうちに発表される予定だ。

 ダンディズムとは、仕立てられた衣装、洗練、服装の優雅さ、紳士的な振る舞いで特徴づけられる男性ファッション・スタイルおよび行動規範であり、何世紀にもわたり黒人コミュニティで広がってきた。ブラック・ダンディズムは、ヨーロッパのメンズウェアにアフリカ的な美学を取り入れ、1800年代から1900年代にかけて、黒人男性に対する壊滅的なステレオタイプに対抗し、社会的・文化的抵抗を示すものとして知られている。

 その結果、【メット・ガラ2025】の共同ホストは史上初めて全員が黒人男性となっており、コールマン・ドミンゴ、ルイス・ハミルトン、エイサップ・ロッキー、ファレル・ウィリアムスが米ヴォーグ誌の編集長アナ・ウィンターに加わる。また、名誉ホストとしてレブロン・ジェームズも名を連ねている。

 【メット・ガラ2025】は現地時間2025年5月5日にメトロポリタン美術館で開催される。

 バッド・バニー、ジェニファー・ロペス、ゼンデイヤとクリス・ヘムズワースが、【メット・ガラ2024】の共同ホストを務めた。テーマは「Sleeping Beauties: Reawakening Fashion(眠れる美への追憶──ファッションがふたたび目覚めるとき)」で、斬新なドレスコード「The Garden of Time(時間の庭)」は、J・G・バラードが1962年に発表した同名の短編小説からインスパイアされたものだった。