10月から放送が始まったテレビアニメ「科学×冒険サバイバル!」(NHK Eテレで毎週土曜日午後6時25分~)。オープニングテーマ「ネバネバ」の作詞と歌を担当した俳優・アーティストの森崎ウィンさんが歌を通して伝えたかったメッセージとは。
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——「科学×冒険サバイバル!」のオープニングテーマの作詞と歌を手がけていますが、依頼を受けたときはどんなお気持ちでしたか?
森崎ウィン 原作が学習漫画でタイトルが「サバイバル」。そのアニメ化と聞いて、すぐに「僕らSurvivor(サバイバー)」というフレーズが浮かんだんです。このフレーズだけは絶対に入れたい! これがお話をいただいて、最初に思ったことでした。
——降りてきたわけですね、何かが。
森崎 はい。もう絶対、何かが降りてきた(笑)。今回作詞を担当させてもらったのは、自分にとっての大きなチャレンジなんです。
あとは、僕がバンドのボーカル役を演じたドラマ「パリピ孔明」で、めちゃくちゃカッコいい劇中歌を書いてくれたKOSENさんが曲を作ってくださったんですけど、疾走感のある楽曲を聴きながら、仕事帰りの新幹線のなかで、歌詞の第一稿を一気に仕上げたんです。
——「ネバネバ」は、力強いエールのようで、聴いた人を前向きにさせるものがありますよね。小学生の親たちから「聴いただけでうるっとした」という声もありました。
森崎 最初に弦楽器が入って、すごく壮大な感じもしますよね。これがめちゃくちゃかっこいいんですよ。僕がやったことは、最初にあがってきた楽曲のメロディーの文字数にあわせて歌詞を作り、ラップになったときの韻の踏み方とかも試行錯誤しながら、完成形にちょっとずつ近づけていったんです。
——なるほど。言葉と音楽がピタッとハマってるのはそのためなんですね。できあがったテーマ曲を聴くと、英語と日本語が上手にミックスされて、楽曲にさらなる躍動感が加わっています。ウィンさんはミャンマー出身で、小さい時から英語にも慣れ親しんでいたそうですね。
森崎 完ぺきな英語が話せるとは言えませんが、おばあちゃんがマイケル・ジャクソンなどの洋楽が好きで、僕の耳にもいつも入ってきていた。音楽を通して英語が身についたというところです。今回の作詞でも、おばあちゃんに感謝せずにはいられないことが、たくさんありました。