ガザ行きを後押ししてくれた同僚たち

 しばらく待機だったけど、10月26日、パリからガザ行きの決定メールが届いた。ずっと待ってた。嬉しい。すぐに職場に連絡し、すでに入っているシフトの調整をしなければ!

ガザ行きが決まり、職場の同僚にシフト交代のお願いをしたところ、みんな協力的で3時間ですべて代わってもらうことができた(写真 中嶋優子さん提供)

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《2023年10月26日の日記》

ガザ行き決定。

ガザ行きの決定メールがきてから職場に連絡。permission([許可])じゃなくforgiveness([事後承諾])をもらう。もう入っているシフトの交代探し。chair(救急部長)が思ったより手放しで応援する感じじゃなかったけど、そんなの関係ない。

全体へのシフト交代のお願いのメールを出したら同僚たちはさすがにガザ行きとなるとすごい協力的。12個のシフトは3時間くらいで完全にはけた。すごい。

んで、chairはそれを見てみんなと私に感嘆するメールを送ってくれた。よかった。

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 日頃から、家族や旅行の都合などでお互いにX月X日のシフトを代わってほしい、などというやりとりは同僚の中で飛び交っている。週末、休日や夜勤など、勤務によってはなかなか代わってくれる人が見つからないこともある。一つのシフトを代わってもらうにも、何回も交渉したり、時間がかかったりする。

 だけど、今回のガザは違った。普段は人気がないような夜勤や休日のシフトも含め、みんな手を挙げてすごい勢いで代わってくれた。普通だったらシフトは一方的に引き受けるのではなく、「交換こ」をする。でも僅か3時間でみんな一方的に、交換条件無しに12個のシフトがはけたのはすごいなと思った。個人的にメールをくれる同僚も何人もいた。その中に、こんなメッセージもあった。

「ユウコがガザに行けるようにシフトを代わってあげることが、私ができるサポート!」

 すごくありがたかった。同僚だけでなく、上司たちもガザ行きを応援してくれた。今の職場は、今回のガザの件や私だけじゃなく、それぞれの得意なことや熱意を持っていることを追求することをお互いに応援する文化がある。とても居心地がいい。

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