アメリカのエンタテーメント業界の情報誌で、芸能界のバイブルとまで呼ばれる「ハリウッド・リポーター」誌。ここに先月、ヘンリー王子とメ―ガンさん夫妻のもとで働くスタッフがなぜ次々に職場を離れるかに触れた記事が掲載された。記事はメーガンさん(43)について、「人を小ばかにしたような態度をとる」「午前5時に怒りに任せて指示メールを送ってくる」「ハイヒールを履いた独裁者のよう」などと、彼女に問題があると指摘している。
この記事の写真をすべて見るこれは今に始まったことではない。ヘンリ―王子(40)とともにイギリス王室を離脱する前にも、やはりスタッフの離職率が高いことでメーガンさんは批判された。その時の彼女の反論は、「スタッフを甘やかすのは私の仕事ではない」だった。
ヘンリー王子の40歳の誕生日に遺産を相続か
今回の報道はヘンリー王子の40歳の誕生日の数日前。エクスプレス(オンライン)によると、メーガンさんは記事が出たタイミングに注目して、「わざと大事な誕生日にぶつけてきた」「不満を抱いた元職員が私たち2人の評判を落とすために悪意に満ちた虚偽の情報を流した」と反論しているという。
反論しているのは前回と同じだが、今回はイギリス王室にいた時ではなく、自身の故郷アメリカでの類似の非難で、メ―ガンさんにとってかなりショックだったのではないだろうか。
一方のヘンリ―王子(40)には、9月15日の誕生日に故エリザベス女王の母エリザベス皇太后(2002年に逝去/享年101歳)が残した莫大な遺産が手に入るという朗報があった。エリザベス皇太后は、8人いるひ孫たちに約35億円の資産を信託基金として残した。このうち、ヘンリー王子と兄のウィリアム皇太子(42)には約15億円が割り当てられた。これを兄弟で平等に分けるのではなく、ヘンリー王子が約12億円を相続したと伝えられている。
これは王位継承順1位であるウィリアム皇太子はイングランド南部のコーンウオール公領をチャールズ国王から譲り受けるためだ。代々、皇太子はコーンウオール公領を所有するが、ここから年に約40億円の地代が上がる。皇太子一家は、この収入で生活費や教育費を賄い、外遊の費用もここから支払っているが、安定した収入があることは間違いない。亡くなったエリザベス皇太后は、この点を踏まえて、ヘンリー王子に多く遺産を残すことでバランスをとったのだろう。