タイトルを見た瞬間「同意!」と思い、即購入を決めた。姫野カオルコのエッセイ集だと知ったのは、レジに向かう道すがら。『昭和の犬』で直木賞を獲ったひとじゃないか。ジム帰りのジャージ姿で受賞の記者会見をしたひとじゃないか。あのマイペースぶりに感動した記憶が蘇り、顔がニヤけた。 姫野の主張は一貫している。世の中の「そういうことになっている」ことに「えっ、なんでよ?」と言いたいのだ。特に思い入れもない…

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