竜星涼(写真:アフロ)
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 12日放送のオードリーがMCを務める「100カメ」(NHK総合・午後7時30分)は、『 大河ドラマ光る君へ」平安の雅を生み出す舞台裏』で、製作舞台裏に100台の固定カメラを設置し密着する。主演の吉高由里子の書道の腕前など100台のカメラでなければ捕らえられないところは必見だ。そんな大河ドラマ「光る君へ」に出演する俳優たちの過去の人気記事を振り返る(「AERA dot.」2024年6月30日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

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 アクの強いお笑い芸人が多く出演し、俳優たちのクセのある演技も魅力のNHK大河ドラマ「光る君へ」。そんな中、正統派イケメン俳優のはずの竜星涼(31)演じる藤原隆家のドクズっぷりがすごいと話題になっている。

 満面の笑みで花山院(本郷奏多)に弓を引き、一家の没落を招いた元凶でありながら、爽やかな笑顔で左遷を受け入れ都を去った隆家。6月16日放送からは、これまでトラブルなどなかったような笑顔でさっそうと再登場し、叔父であり時の権力者・藤原道長(演・柄本佑)に取り入っていくのだが、演技がうまいだけに、その姿が実に憎らしいのだ。

「竜星涼と言えば朝ドラ『ちむどんどん』での、主人公の破天荒すぎる兄役が思い浮かぶという方も多いでしょう。ドラマ自体はなにかと酷評され、竜星演じる“ニーニー”という役柄も『イライラする』『見ててウザい』などとバッシングの嵐にさらされました。『国民の嫌われ者』と評したメディアもあったほどです。あれから2年。今回は“ニーニー”以上に空気が読めないトラブルメーカーを演じることになったのですが、SNS上では『この役、(竜星涼に向けた)当て書きにしか見えない』『竜星涼と本郷奏多の顔芸対決、見応えがエグいw』と視聴者に大きなインパクトを与えています。ネットでは“平安ニーニー”という新たなニックネームまで出現しており、彼の演技にやみつきになっている人もいるようです」(テレビ情報誌の編集者)

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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