ブータンを訪問するため、羽田空港を出発する秋篠宮妃紀子さまと長男悠仁さま=2019年8月16日午前、代表撮影

「ブータンでは,国王王妃両陛下,4代国王陛下・王妃陛下方をはじめ,王族の方々より,大層あたたかくお迎えいただきました。訪れた先々で,長男は人々との出会いを大事にしている様子が感じられ,首都ティンプーやパロの博物館や寺院,弓技場,学校などでのお話を興味深く聞き,英語での説明も懸命に理解しようとしていました。そして,標高3500メートルにあるジェラでの牧畜の様子や,標高1300メートルにある古都のプナカにおける農業にもふれ,ブータンの自然や文化を全身で感じたように思います」(令和元年「秋篠宮皇嗣妃殿下お誕生日に際し」より)

 そして、進路に関しては、紀子さまは「今後の進路につきましては,こうした様々な経験を重ね,関心を広げるなかで,考えていくことになるのではないでしょうか」とも。中学生になられたばかりの悠仁さまの興味の引き出しを母として見守るようだった。

 20(令和2)年は、コロナの感染拡大で悠仁さまの通われる学校も休校しオンライン授業に。そして、本格的「トンボ」の調査を進めていることを紀子さまは明かしている。

「自宅学習の期間中など,自分で計画を立てて過ごす時間が増えました。昨年に引き続き,赤坂御用地内においてトンボの調査を進めています。短い夏休みの間も,時間や場所を決めて几帳面に観察し,折にふれて父親にも相談しながら調査をしていました。また,夏休み中は,学校の課題などに取り組むほか,学校の図書室から紹介された本や自宅にある本を読んでいました」(令和2年「秋篠宮皇嗣妃殿下お誕生日に際し」より)

 そして、21(令和3)年、悠仁さまは中学3年生になって、この当時もどこの高校に進まれるのか話題になっていた。高校受験生の悠仁さまの様子をこう紀子さまはつづられている。

「中学校の最終学年になり,学習への意欲がさらに増したようで,試験があるとそれに向けて計画をたてて,それぞれの教科の学習に積極的に取り組んでいました。そして,今年の夏休みも,各教科の課題を熱心に進めていました」(令和3年秋篠宮皇嗣妃殿下お誕生日に際し」より)

悠仁さまの様子を細かく

 悠仁さまが筑波大学付属高校1年生になった22(令和4)年の紀子さまの文書にも変化が。

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