「普段の生活を含めて余裕が生まれたこともあり、『2:BE』は自由な気持ちで作れた」とJUNONは口にした[撮影:蜷川実花/hair 大城祐樹/make up 有泉志乃(TRON)/styling 安本侑史/costume Yohji Yamamoto POUR HOMME]
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 メンバー7人の著しい成長がとじ込められたBE:FIRSTの2ndアルバム「2:BE」。RYUHEIとJUNONならではの制作秘話に迫った。AERA 2024年9月9日号より。

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――2年ぶりの2ndアルバム「2:BE」がリリースされた。

JUNON:「BE:1」はアルバムを作るということに精いっぱいでしたが、今作は普段の生活にも余裕が生まれたこともあり、自由な気持ちで制作できました。僕とSOTAとLEOのユニット曲「Genesis」は僕がこれまで歌ったことのないアプローチの曲ですが、自分で作ったメロディーと歌詞なので不安はなかった。「自分からこういうアプローチが生まれるんだ」という驚きがありました。以前は歌を歌うことに意識がいっていたのですが、余裕が生まれたことで英語の発音をしっかりと意識することができて発音が良くなったと思っています。

RYUHEI:JUNONの歌とラップは子音が立っていて言葉が聞き取りやすい。フロウもキー感も聞き手が欲しいものを満たしている気がします。

JUNON:「Genesis」の歌詞はいかにぶっ飛んだものにするかということにこだわりました。SOTAとLEOと「俺のリリック大丈夫かな?」「俺もぶっ飛んでるから大丈夫」という会話をしながら書き進めていった。自分のソロ曲「Nova Flame」で1曲丸ごと作詞をした後ということと、3人ともラフな雰囲気で書いていったので、あまり考えこまずにスピーディーに進められました。

気付いたら大人に

――アグレッシブなエレクトロチューン「Genesis」。一方RYUHEIとSHUNTOのユニット曲は荘厳なオーケストラが響く重厚な楽曲だ。

RYUHEI:「Metamorphose」はオーケストラにフォーカスされたトラックの雰囲気がシリアスだったこともあり、すごく真面目な方向性で歌詞を考えました。テーマは「気付いたら大人に変わっていた」ということ。序盤に「僕等は問う」という歌詞がありますが、今の自分に不安がないのは過去の努力のおかげなので、未来の自分から今の自分にメッセージを送るイメージで書きました。初の東京ドームライブを終えて、今一度自分に問いかけることでより成長していくという思いが込められています。

JUNON:「Metamorphose」はまず完成度がすごく高い。世界観に入りやすいし、2人の歌の良さが際立っている曲だと思いました。

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研究マニアみたいなところがある・・