散歩やジョギング、ストレッチ、軽いヨガ、座りっぱなしの時間が長い人はときどき立ち上がってみるだけでも効果的だ。

 ただこの猛暑の中、なかなか気軽に「外を散歩」も難しい。

「涼しいショッピングモールをぶらぶらと歩くのもお勧めです。疲れには肉体的なものと、『気持ちが何となく上がらない』といった心理的なものがある。『どの店に入ろうか』とワクワクしながら散歩すれば、心理的な疲れもリフレッシュできます」

 きょうは大事なプレゼン。この疲れを何とかしたい……など、回復に即効性を求めるときにも「体を動かす」は有効だ。

「アスリートが行うウォームアップと同様、本番で100%の力を出すために事前に程よく体を温めておくという発想です。ただじっとしているよりも、ストレッチや深呼吸をしたり、歩きながら話す内容を整理したり、ラジオ体操をしてみたりすることは、良いプレゼンをするために適切な生理・心理状態を作るのにも、効果があると思います」

(編集部・小長光哲郎、井上有紀子)

AERA 2024年9月9日号より抜粋

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小長光哲郎

小長光哲郎

ライター/AERA編集部 1966年、福岡県北九州市生まれ。月刊誌などの編集者を経て、2019年よりAERA編集部

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