「マッサン」出演時の玉山鉄二。右はダブル主演のシャーロット・ケイト・フォックス

飲みに行かず子どもと過ごす

 Netflixドラマ「全裸監督」シリーズ(19年、21年)では、山田孝之演じる村西とおるが裏社会で成り上がるきっかけを作る出版社社長の川田研二を好演。「全裸監督で一番素晴らしいのは、玉山鉄二」などSNSでも高評価が多くみられた。

 女性週刊誌の芸能担当記者は玉山の素顔についてこう話す。

「硬派な役からぶっとんだキャラまでこなしてしまう玉山さんですが、意外にも素の彼は恥ずかしがり屋だそうです。しかし、台本に書いてあることなら、奇抜なことでもできてしまうとインタビューで語っていました。赤塚不二夫さん役を演じた際、セーラー服を着て、店で大騒ぎをするシーンがあったのですが、撮影中は恥ずかしいと思うことはなかったそうです。ただ、衣装合わせのときが恥ずかしかったと本音を明かしていました」

 一方、プライベートの素顔も興味深い。2月3日放送の「人生最高レストラン」(TBS系)に出演した際は、コアなラーメンマニアだと告白。「今まで1000軒以上食べてます」と明かすと、MCの加藤浩次から「YouTubeやったほうがいいよ」と指南されていた。玉山は仕事柄、地方をはじめいろいろな土地に行くことが多く、「まずどんなラーメンがあるかを調べたりして、新たな土地に行くと必ず、まずラーメン屋を探す」という。人気店だった場合、最高2時間ぐらい待って食べた経験もあるとか。これにはスタジオから「本物だ!」という声が上がっていた。

「玉山さんは2012年に一般女性と結婚し、現在2児の父ですが、子煩悩で有名です。小学校6年生の長男と小学校2年生の長女がいるそうなのですが、『長男にはめちゃくちゃ厳しいんですけど、長女には激甘ですね』明かし、『うちはルールがあって、怒るときは同性で怒る』と話していました。つまり、息子には玉山さんが、娘には妻が怒るということのようです。オフの過ごし方について問われると、『最近は外へ飲みに出かける機会も減り、できるだけ子どもと一緒にいる時間をつくるようにしています』と話し、子どもたちが社会に出るまでのリミットが決まっているので、『成長していく姿を見逃したくない』と明かしていたのも印象的です」(前出の記者)

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「中年」になって活躍ぶりが加速