息子がギャーってなってしまうときは、こっちもイライラしてしまうけど、だからこそ、とくに丁寧な言葉で話すようにしています。どうにか理解させてあげるようにしているのは気を付けているというか、いつも意識はしている。

 どうして意識しているかというと、私自身も、「そんな予定じゃなかったやん!」みたいなのが嫌いだから。いくら赤ちゃんだとしても、ひとりの人間だし、突然のサプライズばかりが起きる日常ではなく、だいたいでもわかっていたほうが「次にこうしよう」とか思えるのかなと思って、これまで息子に接してきました。

 例えば、公園で遊ぶときも「あと○分で帰るよ」とか必ず言って、突然帰るということがないようにしていた。それは、「帰りたくない~!」って状況を作らせないようにしているんですよ(笑)。

「何回、ブランコしたら帰る?」

息子「20回!」

「じゃあ、20回したら帰るんだよ」

息子「うん、帰る」

 となったら、私としては、「はい、もう、あなたは帰ると言いましたよ!!」というアリバイ作りができた!(笑) 20回やったら、「はい、もう帰るよ」って、そういう風に、こっちだけの話で進めないようにしています。そうしないと、子どもだって怒るから。

 こんな話していると、子どもの意見をくみ取って、いいママみたいに思われるのは違うんです。とにかく息子に怒られたくないから(笑)。

「あとちょっと」にはどうする?

 あと20回でブランコをやめられなくて、「もう10回」とか「あとちょっと」っていうときも、子育てしているとありますよね!? 私は何でも「5分早め」に設定して伝えるんですよ。息子からの「あともう少し」の1回分だけの申し出には対応できるようにしています。

「わかった、あと、絶対10回だよ」って伝えて、さらに10回となったら「ママは、もう聞かないよ」って。「最初、あと20回って自分で決めてくれたけど、あと10回って言ってくれたからママもいいって言った。でも、そのお約束を守ってくれなかったら、これからは、あともう少しってお願いしてくれても聞けないよ」って、そこで絶対帰ります。

次のページ
もうひとつ心掛けていること