ヘンリー王子(39)とメーガンさん(43)は、今秋コロンビアを訪問することになった。コロンビアのフランシア・マルケス副大統領(42)からの招待に応じ、首都ボゴタ以外にカルタヘナとカリの町も訪れる。
【写真】今年5月、ナイジェリアを訪問したヘンリー王子とメーガンさんだが…
この記事の写真をすべて見る11月7~8日の2日間、「児童への暴力根絶に関する世界閣僚会議」の初会議がボゴタで開かれる。コロンビアとスウェーデン政府の共催で、ユニセフやWHOなどがサポート。約1000の代表団が集まる予定で、この会議に合わせて4日間ヘンリー王子とメ―ガンさんが同国を訪れるという。マルケス副大統領は招待した理由について、夫妻はサイバー問題において、いじめや児童の搾取、それに伴うメンタルヘルスについて発信していると説明。滞在中のスケジュールの詳細は明らかになっていないが、同国のリーダー、若者、女性らと交流し、現地の豊かな文化や伝統に触れるとしている。
ナイジェリア訪問は「ロイヤルツアーごっこ」と批判
ヘンリー王子とメーガンさんの外国訪問で記憶に新しいのは、今年5月のナイジェリアだ。現地の学校を訪ねたメーガンさんは、肌を大きく出した服装で生徒らの前にあらわれ、ナイジェリアの大統領夫人が、「裸はナイジェリアの文化ではない。子どもたちは真似をしないように」と批判する事態になった。さらに、女性のリーダーシップについてのフォ―ラムに出席したメ―ガンさんは、仕事と育児の両立についての発言に期待が寄せられていたが、定刻に1時間遅れて到着し、しかも具体的な知恵や経験を明かすわけでもなかった。「ナイジェリアの現状を知らなさすぎ」「勉強不足」とささやかれ、ここでも顰蹙をかってしまった。
そんな状況の中、2人が王室を離脱してから4年ほどが経つのに、式典ではイギリス国歌が流れ、ヘンリー王子は軍隊を閲兵、病院訪問とまるでロイヤルツアーのようだった。そのため、「ロイヤルツアーごっこ」と揶揄されてしまった。
ナイジェリアの次には同じアフリカのガーナが招待の意向を示していたが、実らなかった。それは、英連邦(主にイギリスの元植民地であった国と地域からなる互助組織。加盟国はイギリスを含めて56)に加盟するガ―ナに対して、英王室がヘンリー王子とメーガンさんは「英王室を代表していない」との通達を送ったためではないかと噂されている。