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6年ひとりぼっちだったけれど
―― 一匹オオカミのほっぺくんは、もう6年も消波ブロックで生きている。これを機にお家の猫にして、のんびりさせてあげたい。
ずっと見守ってきたボランティアさんたちは、そう考えるようになりました。
沖縄は、先にお話ししたように、野良猫が圧倒的に多い地域です。大らかな土地柄が起因してか、家の内外を自由に行き来させる飼い方の人も多い。多くのボランティアさんが望むような、完全室内飼いの重要性を理解してくれる人は多くありません。
ほっぺくんは推定7歳、まだまだ元気ですが、猫ではシニアといわれる年齢になりました。海に囲まれた沖縄県内で里親さんを見つけるのは難しいだろう。
そうした事情から、ほっぺくんは飛行機に乗って、はるばる沖縄から埼玉の川越までやってきました。
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撫でられるとうれしそう
沖縄の公園に捨てられ、テトラポットの陰に身を潜めて生きてきたほっぺくん。沖縄のボランティアさんたちに見守られてきた人懐っこいほっぺくん。
沖縄の海沿いの公園から、埼玉のねこかつのシェルターへ。大きな環境の変化からか、ねこかつのシェルターではまだまだ緊張気味のほっぺくんですが、ご飯もよく食べ、撫でてあげるとうれしそうにし、抱っこも大丈夫です。
ほっぺくんのためにはもちろん、ほっぺくんを長年見守ってきた沖縄のボランティアさんたちのためにも、ほっぺくんがのんびりと安心できるずっとのお家を見つけてあげたいと思っています。
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(保護猫カフェねこかつ代表・梅田達也)
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