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ボーダーコリーというと、一般的にはサラサラのストレートの毛並みに、引き締まったボディー、中型犬くらいの大きさ──というイメージでしょう。でもわが家のソフィア(写真、4歳、雌)はちょっと違います。
写真ではわかりにくいのですが、くりんくりんの天然パーマ。しかもよく肥えているので大型犬に近く、散歩で会う方から「黒い羊さんのようだね」とか、「見たことのないタイプのボーダーコリー」とか言われています。
さらに、大柄なせいか、どうしても雌には見えないらしく、つい「こんにちは、ソフィア君」とか、「またね、ソフィア君」と言ってしまう方が多いのです。
ソフィアをわが家に迎えたのは4年前ですが、その2年前に17年間一緒に暮らした先代犬のルンが他界しました。ルンは雄でしたが、控えめで、水たまりに足を入れることを嫌い、家族以外の人が食べ物をくれようとしても警戒していました。
そんな姿が私たち家族の記憶にインプットされていたので、あまりにも対照的なソフィアに、ただただ驚くばかりでした。
ソフィアは何でも自分が一番。いつも自己主張を忘れず、食欲は常に旺盛。散歩のときは水たまりに気づかないのか気にならないのか、決してよけることはなくバシャバシャとそのまま通過。濡れて汚れても平気です。そして、いたずらをして思い切りしかられても、立ち直りの早いこと。
そんなソフィアですが、わが家で唯一の大切な“娘”です。息子2人で華やぎが足りないので、これからはピンクか赤のリボンでもつけてあげようかしら。雌だとアピールするためにも。
亡くなったルンと同じくらい長く生きてね。
わが家に来てくれてどうもありがとう。大好きだよ、ソフィア。
(池田明美さん 東京都/51歳/主婦)
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