ヘルナンデス、カリステ、オースティンの3人に対して各球団が同様の期待を持つならば、早いタイミングでの複数年契約の可能性もあるのだが……。オースティンは怪我が多く、ヘルナンデス、カリステもオスナやサンタナほど実績はなく、リスクも指摘される。
「優良外国人のオスナ、サンタナの2人でさえ契約延長後は不調や怪我に悩まされている。好調を維持している3選手に関しても、これからどう転ぶかはわからないので契約延長の判断は非常に難しい部分もある」(スポーツマネージメント会社関係者)
「外国人選手はギャンブル」とさえ言われる。リスク回避のため単年契約をシーズン後に結ぶケースが多いのはそのためだ。しかし、その場合には他球団から好条件を提示され移籍してしまう可能性もある。
ヤクルトのケースはかなり稀であるが、巨人、中日、DeNAはどのような選択をするのか。野手の優良助っ人を迎え入れるのが難しくなった今、ここでの決断が来季以降の戦いにも大きく影響しそうだ。