11年ぶりに「クドカン」作品に出演する橋本愛
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 7月期の新ドラマで最大の注目作といえば「新宿野戦病院」(フジテレビ系)だろう。1月期の大ヒットドラマ「不適切にもほどがある!」を手掛けた宮藤官九郎氏の今年2本目となる新作連ドラであり、フジテレビの連ドラとしては23年ぶりのクドカン脚本作品となる。

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 宮藤氏が手掛ける初の医療ドラマとしてオンエア前から期待値が高かった本作だが、ヒロインとして初回から安定の演技をみせているのが女優の橋本愛(28)だ。ドラマのシーン転換に流れる劇中の英語ナレーションも担当し、注目を集めている。民放ドラマ制作スタッフは言う。

「主演は小池栄子さんと仲野太賀さんですが、ヒロインで、いわゆる“裏回し”的な存在なのが橋本愛さん演じる南舞です。第1話ではNPO法人で真面目に働きながら、変装してホテル街を歩く別の顔も持ち合わせている、という謎の存在を好演しています。この陰のあるキャラクターは橋本さんだからこその役で、“当て書き”かと思うくらいです。彼女がクドカン作品に初出演したのは『あまちゃん』で、そのときは“アイドルとしての完璧な才能がありながら地元から一度も出られない”という運命に翻弄(ほんろう)される役でした。橋本愛というクールビューティーで演技力が高い女優に対し、宮藤さんはこういう陰を作りたがる。そんな橋本さんが物語の中でどんな展開をつくっていくのか楽しみです」

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藤原三星

藤原三星

ドラマ評論家・芸能ウェブライター。エンタメ業界に潜伏し、独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を書き続ける。『NEWSポストセブン』『Business Journal』などでも執筆中。

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そろそろ「代表作」がほしい